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碁の歴史 1

  • 岡田
  • 2016年8月27日
  • 読了時間: 1分

楡林窟壁画に見られる囲碁の対局風景

左は甘粛省にある史跡、楡林窟の壁に描かれた絵画の一枚です。

楡林窟は敦煌の莫高窟ほど知名度はありませんが、42の窟に250もの彩色壁画が描かれた重要な史跡で、その壁画の大半は仏画などの仏教関係のものですが、中に異彩を放っているのがこの作品です。

見て取れるように庭園に敷物を敷いた上に三人の人物(おそらく僧侶)が座り、どうやら碁盤を囲んでいるようです。

よく見ると碁盤は二面あり、これをくっつけて置いてるらしいことも分かります。とすると一人が特に技量が高い人で、二面打ちを行っているのでしょうか?できれば対局者の名前も知りたいところですが。

唐と宋の間にあたる五代十国時代に描かれたと推定されているようですが、色使いやタッチは近代のマティスやデュフィの作品も連想されるユニークなもので興味深いものです。

当時はすでに十九路盤が普通であったはずなのに碁盤の線の数が約十本ほどでとても少ないのも気になりますが、粗いタッチで素描されたものなので簡略化しているようです。


 
 
 

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